2017年12月14日

子うさぎましろのお話

「子うさぎましろのお話」ぶん・ささきたづ え・みよしせきや ポプラ社

ましろは、北の国に住んでいる白ウサギの子どもです。
クリスマスになり、サンタクロースのおじいさんからプレゼントをもらいました。
ましろは喜びましたが、もっと欲しくなりました。
そこで、体に墨を塗りつけて他のウサギの子になりすまして、サンタクロースのおじいさんに会いに行きました。
でも、プレゼントを配り終えたおじいさんの袋の中は空っぽ。小さな種が一つ残っているだけでした。
ましろは、ちょっとがっかりしながら種を受け取りました。
帰る途中、ましろは体につけた墨を落とそうとしました。
ところが、墨はどうしても落ちません。
ましろは途方に暮れ、嘘をついてプレゼントをもう一つもらったことを、深く後悔しました。
そして考えた末に、種を神様にお返しすることにしたのです。そして土に埋めました。
春になって、種は芽を出しました。そして冬になり・・・

サンタクロースのおじいさんは、ましろの嘘がわかっていました。
けれど、とがめようとはせず、種をくれたのです。
「嘘はいけない」とたしなめることも大切ですが、時にはだまされてあげる器の大きさも必要ですね。
サンタクロースのおじいさんの優しさが心にしみます。
そして、嘘をついたことを悔やむましろの気持ち、痛いほど伝わってきます。
一つ一つの場面に深く共感しながら読みました。
初版が1970年のため、文章は昔めいています。それがかえって新鮮な感じがします。
そしてシンプルな絵が、優しく暖かい物語の雰囲気をよく表しています。

4歳ぐらいから、小学校低学年まで楽しめるでしょう。
集団での読み聞かせにもむいています。
素話にもなります。




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posted by ちびごりら at 19:53| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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