2018年03月14日

ぼくのこえがきこえますか

「ぼくのこえがきこえますか」 田島征三 童心社

「国のために戦え」と言われて、僕は戦争に行った。
命令だから、僕と同じ人間に向かって鉄砲を打った。
そして敵の砲弾を受け、僕の体は飛び散った。

僕は今、暗くて寒いところにいる。
でも、僕の心が何かを感じ始めている。
母さんが悲しんでいる。
弟の怒りを感じる。
弟が戦争に行く。やめろ!・・・

日本、中国、韓国の絵本作家が手をつなぎ、子供たちに贈る平和絵本シリーズの1冊です。
田島征三さんの渾身の作。
主人公は戦争に行って死んでしまいますが、残酷さはあまり感じません。
それよりも、悲しみを感じます。
そして、弟の憎しみも。

田島征三さんの絵が、主人公の感情をストレートに表現しています。
特に、戦争で死んだ人たちが魂になってのぼっていく場面が、心に残りました。
そこには、敵も味方もありません。
虚しさだけを感じます。

絵本は、戦争の原動力は怒りと憎しみだと、伝えています。
そして、それが生み出すのは、大きな悲しみです。

子供たちも大人たちも、平和の尊さを知り、平和の実現に向かって努力し続ける大切さについて、考えなければなりません。

5歳ぐらいから読んであげたい絵本です。
集団での読み聞かせにも向いています。
大人にも読んでほしい絵本です。




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posted by ちびごりら at 10:13| Comment(0) | 大きい子の絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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