2018年06月13日

たまごにいちゃん

「たまごにいちゃん」 あきやまただし/作・絵  すずき出版

たまごにいちゃんは、卵の殻をつけています。
本当は卵から出ていないとならないのだけど、ずーっと卵でいたいからです。
どうしてかっていうと、いつもお母さんに温めてもらえるから。

弟がひよこになっても全く気にしません。
自分は自分、卵のままがいいのだから。
お母さんは、そんな卵兄ちゃんを温かく見守ります。
ところがある日のこと・・・

大きくなりたくない、いつまでもママやパパに甘えたい。
だって大きくなったら、自分のことは自分で引き受けなくちゃならなくなります。
赤ちゃんだったら、いろんなことを大目に見てもらえます。
でも、大きくなったらそうはいきません。
ずっとずっと卵でいたい気持ち、よくわかります。
きっと、誰でも持っているんじゃないかな。

だけど、卵の殻が割れちゃったとき、お兄ちゃんの切り替えの早さは見事。
顔をしかめながらも、「こうなっては、あきらめるしかない」と、受け入れるのです。
そして、水たまりに映った自分の姿に「悪くないよ」と話しかけます。

状況が変化した時の切り替えの早さ、どんな自分でも受け入れる自己肯定感、うらやましく思いました。

そして、せかすことなくたまごにいちゃんを見守るお母さんの態度は立派です。
大きくなった姿を見たときは、「すてきよ」とさりげなく言葉をかけています。
たまごにいちゃんは、この言葉で自信をもてたのじゃないかな。

子どもの成長を見守り、必要なときに手助けをする、そんな保育者でありたいと思いました。

4歳ぐらいから小学校低学年までたのしめるでしょう。
集団での読み聞かせにも向いています。
大人にも読んでほしい、親子で読みたい絵本です。



にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ
にほんブログ村
にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村
posted by ちびごりら at 07:39| Comment(0) | 大きい子の絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。