2018年10月12日

でも、わたし生きていくわ

「でも、わたし生きていくわ」 
コレット・ニース=マズール 作  エステル・メーンス 絵  
柳田邦男 訳  文渓堂

7歳のネリーは3人兄弟の長女。
弟はピーター、妹はアンナという名前です。
ある日、突然に兄弟の両親が亡くなりました。
3人は、別々の親せきの家に引き取られることになりました。

ネリーはおばさんの家に行くことになりました。
そこには3人の女の子がいました。
みんな、ネリーより年上です。
今までは長女だったけど、これからは末っ子。

妹のアンナは別のおばさんの家、弟のピーターはおじいちゃんの家に行きました。
3人は、毎週会うことができます。
ネリーは、弟や妹に両親の話をします。
両親を失った寂しさは消えないけれど、3人は愛情に囲まれて育っていきます・・・


作者は、幼いころに相次いでご両親を亡くされたそうです。
この絵本は、その体験が元になっています。

幼い子供たちにとって、両親は全幅の信頼をおける揺るぎのない存在です。
一緒にいれば、安全、安心なかけがえのない居場所です。
それを突然に奪われた子供たちの不安はいかばかりか。
最初のページにそれがよく表れています。
途方に暮れて立ち尽くす3人。
ネリーを中心にしっかり手をつないでいます。
3人は別々に暮らすことになったけれど、心は繋がっています。

大人たちの愛情に包まれ、ネリーは少しずつ新しい暮らしになじんでいきました。
新しい友達もできました。
将来への希望を持つ姿に、たくましさを感じます。
最後のページに、それが表れています。

子供たちの健全な成長には、温かい愛情が必要です。
自分を丸ごと受け入れてくれる愛情を感じた時、子供たちは自己肯定感を持つことができます。
どの子供たちも、未来に希望をもって育ってほしい。
その一助になれたらこの上ない幸せです。

小学生ぐらいから大人まで向いているでしょう。
一人でじっくり読みたい絵本です。



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posted by ちびごりら at 08:32| Comment(0) | もっと大きい子の絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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