2018年12月30日

こわがりやのしょうぼうしゃ ううくん

「こわがりやのしょうぼうしゃ ううくん」 戸田和代 作
にしかわおさむ 絵  ポプラ社 

ううくんは、小さい消防車。
だけど本当は、消防車になりたくなかったのです。
だって、火事が怖いから。
ううくんは、いつも小さな声で「今日も火事がありませんように」ってお祈りしているのです。

ところがある日、それを他の消防車達に聞かれてしまいました。
「なんて弱虫なんだ!」「火事があったら、一番に駆けつけるのが俺たちの仕事だぜ。」
消防車達は大笑い。

そのとき、ジリリリリーン!!と、大きな音が鳴り響きました。
火事です!
消防車達は、猛然と飛び出していきました。
ううくんも「行かなくちゃ」と思うのですが、怖くて身体がぶるぶる震えます。
ホースを落っことしたり、壁にぶつかったりしながら、やっとのことで消防署を出ました。
なんとか気力を奮い立たせて火事の現場に向かおうとするのですが、やっぱり怖い・・・
ううくんは、つい寄り道してしまいます。
そのとき・・・


消防車は子供たちに大人気の働く車です。
だって、かっこいいもの。
だけど、この本の主人公のううくんは、かっこわるい。
火事が怖くて、現場に行く途中で寄り道しちゃうなんて、情けなさ過ぎます。

だけど、いざとなればちゃんと役目を全うする気概はあります。
ぶるぶる震えながらも、火を消し止めました。
やった!
えらいぞ、ううくん!

だけど、ラストに笑ってしまいます。
本質は変わらないんだねえ。

「今日も火事がありませんように」って祈ることは、間違っていません。
災害が起きないことを願う気持ちは、みんな同じです。
ただ、ううくんの場合は、「火事が怖いから」。
消防車なのに火事が怖いという設定が、なんだか面白く感じます。


3歳ぐらいから楽しめるでしょう。
集団での読み聞かせにも向いています。




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posted by ちびごりら at 21:39| Comment(0) | 大きい子の絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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