2013年12月28日

赤い風船

おはなしかごのオリジナルの素話です。

ある日のこと、女の子が赤い風船を持って森の中をラッタラッタと走っていました。
ところが途中で石につまずいて転んでしまったのです。
その途端、赤い風船は女の子の手を離れ、上へ上へと登っていきました。
そして高い木のてっぺんに引っかかってしまったのです。
さあ大変。
その木はとても高くて登ることはできません。
女の子が困っていると、サルがやってきました。
そこで女の子はサルに「サルさん、木に登ってくださいな。そして私の赤い風船を取ってきてくださいな」と頼みました。
ところがサルは「いやだね、バナナをくれないと登らないよ」と答えたのです。
・・・さあ、女の子はどうしたでしょうか?

何年も前に覚えたお話で、保育園のお昼寝の時間などに語っています。
子供たちから「風船のお話をして」と言われることもしばしば。
そんなときに「青い風船がいい」なんて言われることもあります。
風船の色を変えたり、女の子ではなく男の子にしたりと、チョコチョコと変えて話しています。
その時々で内容を変えられるお話はとっても便利。

だけど、風船の色はやっぱり赤がいいと思います。
語りながら情景を思い浮かべたときに、赤じゃないとしっくりこないんです。
緑の葉を茂らせた木、その葉の間から見える青い空・・・そこに引っかかるなら赤い色じゃないと。

保育園や幼稚園の素話に向いています。
5分ぐらいの内容で、3歳ぐらいから理解できると思います。

にほんブログ村
posted by ちびごりら at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 素話(すばなし) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする